やりたいことがたくさんありすぎて、何から手をつけていいかわからない。どれも大切に見えて、ひとつだけに絞ることができない。いままでやってきたことだから、意味があるに違いない。
これを放置していたら、TODOリストが次から次へと長くなっていく。やることを書いた付箋紙の数が増える一方で、全然減らない。ありがちな状況ではないでしょうか?
人間の脳は一度にひとつのことを処理する、シングルタスクが基本なので、マルチタスクで効率よくやっているようにみえても、それは、瞬時に回路を切り替えているだけのこと。
たくさんやることがあると、連続的な思考回路の切り替えや判断のために、処理効率は落ちていきます。
そこで大事なのが、判断や決断という行為です。それも、やらないことを決めることが重要なのです。
さまざまな情報、証拠、ロジックなどの調査結果からどれを選ぶべきかを明確にしていくのが判断、調査結果だけでは優劣をつけがたいときに大所高所から自分自身の感覚や直感で選ぶのが決断。
どれも数ある選択肢の中から自分の行動を選んでいく行為ですが、選ばれなかったものは判断、決断をした時点で捨てているのと同じです。
断捨離。断つ、捨てる、離れる。何かを選ぶときには、これがセットになっているのです。
選ぶことは捨てること。
これを理解していれば、自身の判断、決断をとおして複数の選択肢の中から選ぶことを積み重ねる訓練をすることで、今は何を捨てるべきかが自ずとわかるようになってくるでしょう。
今日、あなたは、何をやめますか?