No.54 暦を味方につける方法

結婚が決まり、挙式の日取りを決めるとき、あなたならどんな日を選びますか?

日本人の多くは大安吉日を選ぶのではないでしょうか?予算重視でそれ以外の日に外したり、招待客の便宜を図って週末を中心に絞り込むかもしれません。

それでは、1年365日、自由に平等に選べる状態だったら、どうでしょうか?

一般的には、選択肢が多すぎると選べなくなるという調査結果があります。

すると、挙式する側はいつにしたらよいか決められず、式場側は閑散期と繁忙期の区別がつかず、息を抜く暇もなく疲弊してしまうかもしれません。

結婚式以外にも、家を建てる日、種を蒔く日、収穫する日、引っ越しする日などなど、多くのことを暦を確認しながら行動していないでしょうか?

その結果、貴重な大安の日に間に合うようにことを運んだり、タイミングが合わないときはしばし休息の時間にしたり、生活にメリハリがつき、リズムが生まれてきます。

特に、人は欲求を満たすことよりも身の危険を回避する行動を優先させるので、やらないリスクを回避した結果、行動が促されるという側面があります。

得をしたいという感情よりも、損をしたくないという感情が強く働くのです。

太陽暦、太陰暦、六曜、西洋占星術、東洋氣学、さまざまな暦に類するものがありますが、その信ぴょう性は別にして、この日を逃したら損をする、という感情が行動を促すと考えると、どんな暦であれ、信じることで救われる、ということになりそうです。

必ずいつかはやらなければならないことがあるならば、次のお日柄がよい日を選んで行動し、機会損失を避ける。

何から手をつけていいかわからず、行動を起こせないとき、お気に入りの暦に背中を押してもらうのも一つの方法かもしれません。

ここで気をつけなければいけないのは、暦は使うものであり、暦に使われてはならないということ。

歴史上の重要人物が失脚する裏には、暦や占いの類に依存しすぎて、自分で決断、判断をすることをおろそかにしてしまったという事例が数多あるようです。

今日は新たなスタートに適していると言われる新月。

あなたは、今日、何をスタートさせますか?

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