大きな舞台に立つ時、未知の世界に飛び込む時、不安とプレッシャーで押しつぶされそうになり、自分はなんてビビリなんだろう、と感じることはありませんか?
しっかり予測と準備をして臨めば怖くない!でもそれができないから余計不安になる。
そんなときは、大舞台で活躍している人から学んでみましょう。
歴史の舞台で名を残す、孫氏。その兵法書では、「将、吾が計を聴きて之を用うれば、必ず勝たん」という一節があります。
時間をかけて、さまざまなリスクを想定しながら準備をしていれば、目標は必ず達成できる、という意味合いでしょうか。
これをわかりやすい言葉で伝えてくれるのが、京セラ創業者の稲盛和夫さん。
「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に行動する」
構想段階では、大きな夢、ビジョン、ありたい姿を描くために、ワクワクするような楽観的な思考が必要です。
しかし、これを確実に現実のものにするためには、うまくいくことを前提とした楽観的な行動計画だけではなく、あらゆるリスクに手を打てるような堅実な計画を持っておくことが重要です。
ここで役に立つのがビビりの性分です。こうなったらどうしよう、ああなったらどうしよう、と悲観的に心配ごとが次から次へと湧いてくる。
この心配ごとを洗いざらい書き出して、もしものときの対策を考えうる限り用意しておけば、不安が自信に変わります。
最後は自分自身でコントロールできることに集中して、楽観的に行動すること。
ここでもビビりの性分をフル活用して、気になることを書き出して、自分でコントロールできることとできないことに選り分けます。
天気はコントロールできないが、雨具を用意しておくことはできる。他人の評価はコントロールできないが、自分の努力はコントロールできる。
あとは、信頼できる人に背中を押してもらい、運を天に任せて、大舞台や未知の世界を楽しんでしまいましょう。