No.15 雪だるまの法則

大きな目標を立てたあとに、行動が続かず、挫折した、ということを誰もが経験しているのではないでしょうか?

行動を継続させるにはコツがあります。

人間は恒常性の動物、急激な変化は行動のブレーキになったり、リバウンドの原因になったりします。

そこで、意識したいのが、雪だるまの法則です。

あっという間に三が日が終わり、今日から仕事初めという方もいらっしゃるでしょう。

新年の目標を日々確認して、目標達成に向けた行動を積み重ねていく。

今日がそのスタートと言っても過言ではありません。

雪だるまの法則では、最初にやることは、小さく最初の一歩を踏み出すこと。いきなりおおきな雪玉を作ろうとしてもうまくいきません。

最初は、丁寧に小さな雪玉を作り、それを転がし続けることでやがて大きな雪玉になっていきます。

目標達成のために、まずは、小さなことをゆっくり、大事に始めてみましょう。

No.14 勝者のメンタリティ

頑張ったのに思うような結果がでなかったとき、思いがけず失敗をしてしまったとき、凹んでしまうこともありますよね。

そんなとき、どうすれば、いつまでも落ち込まずに、引きずらずに、次にうまくつなげていけるのでしょうか?

プロゴルファーのタイガー・ウッズ選手は、パットを外したとき、全力で悔しがり、こんなはずじゃない、自分はこんなものではない、と失敗した自分を心の中に侵入させず、もう一度やり直せるならどうするか、次の行動につながるイメージをチェックしていたそうです。

失敗の5原則

・直視しない
・後回しにする
・人のせいにする
・忘れようとする
・繰り返す

これを回避して、次の成功につなげる、勝者のメンタリティです。

煉獄杏寿郎@鬼滅の刃は最期にこんな言葉を遺します。

「君が足を止めて蹲(うずくま)っても、時間の流れは止まってくれない。」

うまくいかなかったことや失敗を正面から受け止めつつも、次の行動につなげることで失敗を過去に流していく、そのキーワードが、「もう一度やり直せるなら?」。

うまくいかないことがあったとしても、日々の振り返り、軌道修正、その積み重ねが大きな力になっていきます。

No.13 初夢を実体験する

元旦の夜に見る夢が初夢。

だまし船を枕元に忍ばせて、どんな夢が見られるか、ワクワクするひとときです。

初夢と同じように、年初の目標もワクワクするものですよね。

年初の目標を立てた方は、5分間くらい集中できる時間と場所で、それが実現された時の状況を五感を使ってイメージしてみてください。

どんな情景が見えますか?どんな音が聴こえますか?誰と一緒にいますか?どんな空気感ですか?暑いですか、寒いですか?

どんな気持ちですか?誇らしい気持ちですか?ホッとした気持ちですか?

ご褒美に大好物を食べられるとしたら、どんな味がしますか?

これであなたの年初の目標=初夢を実体験できました。

この状況を新年の目標に書き足して、臨場感溢れる表現にバージョンアップしてみましょう。

人間の脳はこのイメージがリアルであればあるほど、実際に起こった事実と錯覚します。

人間は脳を使うと多くのエネルギーを消費するので、何かと脳はサボりたがります。

今、自分で見ている景色も、全てがリアルタイムな情報ではなく、視覚情報のリピート部分を脳が勝手に補っているといいます。

この性質を利用すれば、目標達成のイメージが強烈であればあるほど、現実のものとして脳にインプットされ、それを実現するために脳はフル稼働します。

さあ、2021年の大舞台に立つために、大きくイメージを膨らませてみましょう。

No.12 利他の目標設定が成功の秘訣

新年あけましておめでとうございます。

皆さま、今年の目標はもう決まっていますか?それを紙に書き出していますか?

2020年は変化が大きく加速した年でした。

2021年はさらに変化が加速し、これまでの常識にとらわれない、自由な発想で未来を描いていくことが重要になるでしょう。

目標達成は目標設定が8割とも9割とも言われます。

まず、明確な目的・目標を紙に書くことで2021年の飛躍の第一歩を刻むことができます。

SMART-Eの法則に加えて重要なのが、自分、他者それぞれの有形、無形の目標を描くことです。

自分✕有形、自分✕無形、他者✕有形、他者✕無形、の4観点でそれぞれ10個以上の目標を描くと、目標達成の確率はグッと高まります。

特に、他者✕無形の目標が、自分✕有形の目標を強く後押しします。

人の脳は、「自分のために」よりも、「(大切な)誰かのために」を優先させたほうが力を発揮するのです。

東日本大震災に被災した日本を元気付けるためにワールドカップ女子サッカーで金メダルを獲得した、なでしこJAPAN。

台風19号で被災された方々、台風で苦しんでいる方々に、勇気と希望を届けたいとして、スコットランド戦に勝って、ベスト8・決勝トーナメントに進出したラグビー日本代表。

親孝行をするためにスポーツで好成績を出して奨学金を獲得した中学生。

他者✕無形の思いが大きなビジョンに駆り立て、背中を押し、継続を支え、成果に繋がります。

あなたにとっての大切な人、大切なミッションは何ですか?

皆さまにとって2021年が最高の年になることを祈念し、応援しています。

No.11 日の出とともに鬼が消える

あなたは、夜、感情的なメールを送信して、翌朝後悔したことはありませんか?

朝のフレッシュな状態では感情がポジティブで思考力も高いですが、1日の終りには、ネガティブで思考力が低下する傾向があります。夜は魔物の時間とも言われます。

(魔物の漢字をよくみると、林の中に鬼がいますね!日本人のこころの琴線に触れて大ヒットを続ける、あれですね。)

人間は太陽とともに生活をしてきたので、朝型の生活が身体的には理にかなっていると言えるでしょう。

とはいえ、早起きは苦手だったり、少しでも長く寝ていたい、起きられない、続かない、寒い冬は特に辛い、というふうに、なかなか朝型の生活も難しいようです。

朝型の生活を継続するにはコツがあります。

早く寝る:質のよい睡眠を取る。寝る前にお風呂などでリラックスする。スマホから離れる時間を決めておく。

少しずつ変えていく:人間は恒常性の生き物。急激な変化はリバウンドにつながったり、ブレーキがかかりやすくなります。

予定を入れる、約束をする:オンライン朝活に参加する、FBで投稿といいね!を交換し合う。

聞けば当たり前のことかもしれませんが、実践するには、ご家族や仲間の協力が必要かもしれませんね。

お仕事の都合や長年の習慣、早起きの得手不得手などにより、人それぞれのパターンがあると思います。朝方のほうが集中できる人もいれば、夜のほうが落ち着いて物事に取り組める人もいるでしょう。

最終的には、自分のパフォーマンスが上がる必勝パターンを見つけて、反復連打していくことが目標達成への近道であり、王道です。

自分を知ることが兵法の第一歩。あなたは朝型?夜型?

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No.10 遠いところにたどりつく方法

小さなことを積み重ねていくこと。

それが遠いところにたどりつくための唯一の方法。

Goodではなく、Greatを目指す。Greatの敵はGood。Goodで満足してしまったら、そこで成長が止まってしまい、Greatになれない。

成長を止めることは現状維持ではなく、退化。自分が立ち止まっている間にも、周りは成長を続ける。

変化を恐れない。常識を疑い、変化すること。変化には忍耐が伴う。忍耐が大事。

続ける忍耐も大事だけれど、もっと大事なのは、立ち止まっても、立ち止まっても、何度でも戻ってくる忍耐。

3日坊主でもいい。3日も続いたことを褒めてあげる。3日坊主も10回続けば、30回のステップになる。

辛いときは離れてもいい。そこから傷を癒やして戻ってきたらいい。

過ぎ去った過去よりも、今、ここで、やったほうがいいのか、やらないほうがいいのかを考える。

3日坊主の自分を責めて、やっぱりだめだったと諦めてしまうのはもったいなさすぎる。

とんでもないところにたどり着くための唯一の方法。それは日々の積み重ね。

そんな思いで、今日も、未来からの羅針盤をお届けします。

No.9 心技体生活が未来を支える

日々の活動を高いレベルで安定させて、継続的に目標を達成していくためには、心、技、体、生活のバランスが大切です。

スポーツの世界などでは、心・技・体の充実が大きな試合での勝因と言われたりしますが、実は、勝負は始める前から決まっています。普段の生活からきちんとやるべきことをやり、準備を怠らなかった者が試合を制するのです。

試合のときだけ、試験のときだけ、発表会のときにどれだけ頑張れるか?それはみんな精一杯、頑張ります。問題は、残りの時間をどう使うか。そこで差がついているのです。

ところで、コロナの影響なのか、今年はメンタルの不調者が増加傾向にあるようです。

在宅時間が長くなると、睡眠、栄養、運動のバランスが崩れて、運動不足が睡眠の質を下げ、生活のリズムの変調が食生活にも影響する、という悪循環に陥りやすくなります。

メンタルが不調になったときには、こころのケアに意識が向かいがちですが、まずは、体と生活を整えること。

不調の原因のひとつとして、神経伝達物質であるセレトニンの量が減っていることが挙げられます。セレトニンは、日光を浴びたり、質の良い睡眠をとることで分泌が促されます。

冬の寒さに負けず、朝の散歩で1日を始めてみるのもいいですね。

No.8 継続のコツは自画自賛

あなたが大切に思っている人を3人思い浮かべてみてください。

ご家族でしょうか?友人でしょうか?師でしょうか?仕事の仲間や同志でしょうか?

あれあれ?大事な人を忘れていませんか?

そうです。自分自身です。

人間誰しも、自分が可愛いものですし、他者に愛を与えるには、自分が満たされていなければなりません。この、愛のコーヒーカップのように。

https://youtu.be/NAhH4glMOuQ

成長するにつれて、何をやってもできて当たりまえ、できなければ叱責されるようになり、褒められる機会が減っていませんか?

それならいっそのこと、自分で自分を褒めてあげよう!そう、「自画自賛」です。

1日の中で小さなことでも、できたことを褒めてあげましょう。今日はダイエットのために体重を測ることができた、今日は巣ごもりの運動不足を解消するために5分散歩できた等々。

できたことを認めて、褒める。これを繰り返すことで、もっとやろう、もっとできる!となり、それが習慣になり、負荷を上げてもっと頑張りたくなり、目標達成に近づいていきます。

自信は行動につながり、不安は恐怖につながります。ゴルフでいえば、自信をもって打つパットと不安げな気持ちで打ちパット、どちらがカップインする確率が高いでしょうか?

不安が恐怖になるとイップスという症状が出て、体がいうことを聞かなくなってしまうプロ選手もいます。

今日は自信をつけるために、小さなことでも、自分を褒めてあげられる行動を積み重ねていきましょう。

No.7 目標設定はスマートに

新年を迎えるにあたり、決意を新たに目標を立てる方も多いことでしょう。

これまでを振り返ったときに、新年の目標をどのくらい達成していますか?

そもそも、今年の年初に立てた2020年の目標を覚えているでしょうか?

実は、目標が達成できるかどうかの鍵は、目標の立て方にありました。

その方法は、名付けて、SMART-E。

SPECIFIC(具体的):目標達成時のイメージが湧き、五感で感じられる。

MEASURABLE(定量的、客観的):達成できたかどうかを誰が見てもわかる。

ACHIEVABLE(達成可能):現実的な努力で達成することができる。

RELATED(利他):組織の目標と方向性があっていて、他者の役に立てる。

TIMELINE(期限):いつまでに達成するかが明確になっている。

EMOTION(感情):達成したときの感情、思考がリアルに描かれている。

これらの頭文字をとって、SMART-Eです。SMARTまでは聞いたことがある方も多いかもしれませんが、最後の”E”が目標達成、そこに至るまでの行動継続の鍵となります。

「私は、2021年12月31日までに、クライアント100人を獲得し、家族を安心させ、自信に満ちた年末を迎えている。」

2021年、ひとりひとりが前向きな目標を立て、達成し、明るい未来を築いていきたいですね。

No.6 なぜ山に登るのか?

「なぜ山に登るのですか?」
「そこに山があるから(Because it’s there.)」

イギリスの登山家、マロリーの有名な言葉です。

正確には、1923年、エベレスト登頂にあたり、New York Timesの取材を受けたときに「前人未踏の世界最高峰エベレストがそこにある。それに挑みたいというのは人間としての性だ。」という意味で発言しているそうです。

人間の歴史は挑戦の歴史。私たちには未知のものに挑戦する本能がDNAに刻まれているのかもしれません。

挑戦を後押しするのが目的・目標。何のために、どこを目指すのか?

特に、何のためにやるのかが大きな力を発揮し続ける原動力となります。

大切な人のために頑張る気持ちが目標達成の険しい道のりを牽引してくれます。

女子サッカーのなでしこジャパンは、東日本大震災の被災者、日本を元気づけるために金メダルを獲得しました。

ラグビーもBrave Blossomesは豪雨に見舞われた被災者のために激戦を勝ち抜きました。

あなたは誰のために頑張りますか?