最近はクラウドファンディングによる新事業の創生が盛んになっていますが、募金=出資に参加したことはありますか?
クラウドファンディングで、1,000万円を目標にした場合と100万円を目標にした場合、どちらが多くの出資を得られるでしょうか?
なお、目標額に達しないとクラウドファンディングが成立しないシステムもありますが、ここでは、目標額に達しなくても出資を得られるものとして考えます。
事業の内容やプロモーションの戦略などにもよると思いますが、100万円の目標を立てた場合には、100万円を超える出資を集めることは難しいでしょう。
一方、1,000万円を目標にすれば、工夫と努力を積み重ねることで、100万円を遥かに超える出資を得ることが可能になります。
ただし、100万円を集めるのと同じ戦略で1,000万円を集めることは難しいでしょう。
1口10,000円として、20人の知人が応援してくれるとして、さらに5人ずつ声をかけてもらい、全員が1口募金してくれれば、100万円に到達します。
しかし、1,000万円を集めようと思ったら、大きなビジョンを掲げ、資金力のある有力者にアプローチするなど、その戦略は自ずと変わってくるでしょう。
実践的には、現実的な目標を掲げながら、行動計画は10倍の目標を想定して考える。
こうすると、目標ぎりぎりのところで立ち止まることなく、余裕を持って目標をクリアし、さらに質や量を高めることができます。
富士山に登る目標を立てたとき、エベレストに登れるだけの準備をしておけば、余裕を持って富士山登頂を完遂できるでしょう。
人間はイメージの動物です。イメージできることは実現可能ですが、イメージできないことは実現できません。大きなイメージを描き、行動は着実に一歩ずつ。そのときに10倍の目標が行動の幅を拡げてくれます。
あなたは今日、目標の10倍を達成するために、どのような準備をしますか?