No.39 タイムトライアルで楽しく習慣化

新しい習慣を身につけたい時、それはどんなときでしょうか?なにかのきっかけで決意を新たにしたとき。新しい目標を立てた時。三日坊主から卒業して決めたことを続けられる自分になりたいとき。

このようなときは、よくも悪くも感情が高揚し、テンションが上がっているので、高めの目標設定をしがちです。

でも、10kgのダイエットをしたいからといって、今まで運動すらしていなかった人が急に早朝ランニングを始めたらどうなるでしょうか?

習慣化のコツは、焦らず、慌てず、諦めず。最初は小さく丁寧に始めて、やらないことが気持ち悪くなるくらいまで根気強く続けていきます。

5分だけ歩く。5分だけ走る。5分だけ縄跳びをする。5分だけ芝刈りをする。

このように時間を決めておくと、回数を決めるよりも習慣化がしやすくなります。

例えば、毎日500回縄跳びをする、と決めると、最初はうまくいかないので時間がかかって嫌になり、継続していくとあっという間に飛べてしまうので、ものたりなくなり、つまらなくなる。

時間で決めておくと、最初のうちはうまくいかなくても、5分継続できたことに満足感があり、継続していくうちに5分間で跳べる回数がどんどん増えていくので、日々の成長が楽しみになります。そのうち、タイムトライアル風に、5分間で何回跳べるか、自分に挑戦するようになります。

これを繰り返し、5分間跳べる体力がついたら、次は10分に増やせばよいのです。

回数で決めると、自分の力量やその日の調子で所要時間にむらがでるので、日々のタイムマネジメントもしにくくなります。

これはチームスポーツや部活などにも応用できます。時間で決めておけば、全員が平等に同じメニューをこなすことができます。ただし、回数や負荷の大きさは個人差があります。

日本一を目指す最上級生と初心者の1年生では、重量や回数は異なりますが、練習にかける時間は同じです。

これを回数や負荷で決めてしまうと、上級生は早くメニューをこなしてしまい、下級生が終わるのを待たなければなりません。または、上級生だけメニューをこなし、下級生は終わっていなくても次にメニューに進んでしまうなど、習熟度の差が開きやすくなります。

時間を軸にして行動することを習慣化すると、タイムマネジメントも楽になり、楽しくなります。

あなたは毎日5分の時間があったら、何から始めますか?

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