No.72 北風と太陽

北風と太陽のお話を覚えていますか?

そう、コートを着込んだ旅人を前に、どちらが先に旅人のコートを脱がせることができるか、北風と太陽が競う、あのお話です。

最初に挑んだ北風は、ピューッと冷たい風を吹き付けますが、旅人は一層しっかりとコートに身を包みます。

次に挑んだ太陽は、ポカポカと旅人の体、ひよっとすると心までも暖め、旅人はついにコートを脱ぐのでした。

これまでの社会では、製造業を中心にPDCAサイクルによる改善活動が有効とされてきましたが、使い方を間違えれば、冷たい北風のようにお尻を叩くだけの仕組みにもなりかねません。

現在の、そしてこれからの情報化社会では、工業化社会で有効だったPDCAサイクル的な考え方に加えて、ありたい未来をともに考え、助け合い、励まし合い、尊敬し合う、そんな太陽のような協創の考え方が主流になるのではないでしょうか?

誰も体験したことがない未来に向かって、道を切り拓くためには、多様な考え方やスキルを持つメンバーが強みを持ち寄って協力しあえるチームこそが大きな力を発揮します。

そしてそのようなチームは、まさに、太陽のように眩い輝きを放つことでしょう。

あなたは今日、チームの未来のため、誰を励まし、誰を助けますか?

Supporters who incite their team at the stadium

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