No.68 メロスになるか、弥次さん喜多さんになるか

やることが山ほどあるのに、1日だらだらしてしまい、結局何もできなかった。

そんな日はやりきれない気持ちになりますね。

だらだらしてしまう最大の理由は、締め切りを決めていないこと。

重要事項であればあるほど、時間単位、分単位で自分にプレッシャーがかかる程度の締め切りを決めることで、集中力が高まり、だらだらが入り込む余地がなくなります。

時間に余裕があって、到着地まで時速30km/h 程度で車を運転していると、道路脇の様々なものが目に入って、つい寄り道をしたくなります。

ところが、時速80km/hで運転していれば、運転に必要な情報以外は遮断され、脇目もふらずに目的地に到着することができます。

このように、スピードを上げなければ間に合わないくらいの締め切りを設定しておくことで、余分なものに気を取られることなく、集中して作業を進めることができます。

太宰治の短編で友人からの信頼に報いるためにひた走るメロスはまさにこのような状態だったのかもしれません。

弥次喜多道中記の弥次さん、喜多さんは、メロスの対極で寄り道ばかりしていたイメージですが、重要な仕事が終わった後は、そんな時間も大事なリクリエーションになります。

状況に応じてメリハリをつけながら、重要な仕事は詳細な期限を設けて、脇目もふらずにやり遂げる。

あなたは今日、何を終わらせ、何をご褒美にしますか?

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