No.37 受けるか受けないか、決めるのは相手

自分だけではやりきれないことがあり、どうしても誰かの力が必要で、意を決して頼んでみたら断られた。そんな経験はありませんか?

営業マンであれば、商品を提案してもクライアントに契約していただけない、一般的な成約率を考えると、むしろ契約していただけるケースのほうが稀かもしれません。

そんな風に誰かに何かを断られた時、なかなか平常心ではいられず、自分の何が悪かったのだろう?商品の何が悪かったのだろう?と落ち込んでしまう人も多いことでしょう。

しかし、ここで視点を自分から相手に移してみると、相手にも事情があることが見えてきます。

今は必要としていない、今はお金を出せるタイミングではない、お役に立ちたいけど他の人間関係などもあり協力できない、その手の依頼が山程くるので基本的にお断りしている、等々。

自分に原因を求め、改善、向上に務めることも重要ですが、最終的な決定権は相手が持っていることを理解しておく必要があります。

相手にも事情があることを受け入れ、出会いそのものに感謝する気持ちをもつことで、断られることが怖くなくなります。

ただし、経済ではお金がやりとりされるように、人間関係では信用がやり取りされます。

なんでもかんでも他人頼み、頼んだはいいがその後の対応がいい加減では、相手からの信用が目減りしてしまいます。

また、人を紹介する場合も同じ。紹介する人、される人のマッチングがとれていなければ、双方からの信用貯金を損なうことになります。

出会いに感謝しつつ、相手の視点に立って考える。時には信用貯金が減る場合があることも認識したうえで人と付き合い、人を紹介する。

誠実さとともに、相手を思いやる心を持ち続けることが一番の解決策かもしれません。

あなたが今日誰かに紹介したい人、誰かに紹介してほしい人は誰ですか?

 

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