No.27 必死に勝る無我夢中

何かを成し遂げたい、達成したい、やり抜きたいという時、またそうせざるを得ないとき、必死になって頑張り、成果を得る。良い結果が得られたときには、喜び、感動もひとしおですよね。

この必死という言葉にはどこか悲壮感が漂いますが、大事なことは、必死にやる動機が外発的なものか内発的なものかです。

人から言われて、人から強制されて、何事かに追い込まれて、人から報酬を得るために、必死にならざるを得ない状況では、外発的な動機が支配的です。何かを成し遂げるには、これも大変重要な要素です。

これに対して、自分の心の中から湧き出るような目的、目標、やむにやまれずやってしまうような行動は内発的な動機によるものです。

ダニエル・ピンク氏と大前研一氏は、アメとムチによる外発的動機をモチベーション2.0、自分の感情、思考から湧き出る内発的動機をモチベーション3.0と定義して、これからの時代に求められるのはモチベーション3.0だとしています。

目標達成のために持続的にやる氣を維持するためには、この、内発的動機が大事なのです。

モチベーション3.0の究極の姿は無我夢中。メンタルトレーニングの世界では、ゾーンに入るとか、フローに入るなどともいいます。つまり、全集中ですね。

時を忘れて、場合によっては寝食を忘れて、何かに没頭してしまった経験、ありませんか?子供の頃を振り返ってみてください。きっと、時間を忘れるほど文字どおり無我夢中になって没頭した経験が蘇るのではないでしょうか?

無我夢中の境地を生み出すのは、思考、感情。目に見えにくい部分。ことばにするとすれば、知行合一、言行一致の極致ともいえます。

あなたは、今日、どんなことで無我夢中になれそうですか?

心から没頭できる何かを見つけるため、1日に1回は自分と向き合う時間を作り、本当はどうしたいのか、自分の心の声に耳を傾けてみましょう。目指すは全集中常駐!

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